子供が言うことを聞かない!
毎日、怒ってばかりで疲れる…
という、子育て中のママさん・パパさんがいらっしゃるのでは?
お気持ち、とっても分かります!!
私も娘が2歳の時は、イヤイヤ期と重なり、全く言うことを聞かず、ヒステリックになっていました。
- 子供の叱り方 ー2歳から使える言葉がけとは?ー
- 子供に伝わる言葉がけの3つポイント
- 子供を叱らずに済む接し方 ーオススメ本の紹介ー
私は2児のママです。
元小学校教諭で、大学では心理学を専攻していました。
幼児教育やカウンセリングについても、学んできました。
この記事を読めば、親が怒る回数が減り、お子さんが『聞く子』に育ちますよ。
【子供の叱り方】2歳から使える言葉がけとは?

子供が言うことを聞くためには、親の伝え方を少し変えることがポイントです。
- 「~しない!」から「~しよう!」へ
- 「~しなさい!」から「~しましょう!」へ
- 短い言葉で伝える
では、1つずつ詳しく説明していきます。
伝え方を『否定形から肯定形』へ

「ダメ!」「走らない!」の否定形を、「歩こうね」の肯定形に変えます。
すると、子どもに伝わりやすくなります。
子どもは、「ダメ」の言葉だけでは「何がダメなのか」分かりません。
だから、注意されている行動をやめることができないのです…。
何がダメ?
そこで、『子どもに取ってもらいたい行動を伝える』ことが大切になります。
例えば、走るのをやめて欲しい時は「歩こうね」
話すのをやめて欲しい時は「静かにしようね」「口を閉じようね」
でも、すぐにはできません…
私は「ダメ!」「やめて!」と、とっさの注意にすぐ否定形が出ていました。
せめてと思い「ダメ!」ではなく、「バツ!」と伝えるようにしましたが、子どもにとってはダメもバツも一緒ですよね(苦笑)
私は肯定的に言えない…と思い悩んでいました。
でも、意識し続けることで、「歩こう!」と伝えられるようになりました。
私にでもできるので、あなたなら絶対できます!
また、否定文は人間の脳にインプットされづらいことも要因として考えられます。
伝え方を『命令形から誘導形』へ

子どもは、命令されるのが嫌いです。
「立ちなさい」じゃなくて
「立ちましょう」と誘うといいよ!
これは私が教師時代、先輩先生から教わったことです。
小学校3・4年生くらいになると、先生の言うことを素直に聞けないお年頃になってきます。
ギャングエイジと言われるくらいです。
そのため、否定形「~しなさい!」ではなく、誘導形「~しましょう!」と伝えることが大切になります。
実際に、「静かにしましょう」など誘導形で伝えると、子どもたちは素直に聞き入れました。
学校現場だけでなく、これは育児中にも使えます。
「片づけなさい」ではなく「片づけよう」と誘い、なおかつ大人が一緒に片づけをすると、意外にスムーズに行動してくれます。
伝え方を『長い言葉から短い言葉』へ

娘が小さい時、私が叱っていた様子を見ていた母が一言
説明ながい…いらないわ
私は、娘に分からせなければいけない。
何が悪かったか説明しないといけないと思い、長々と伝えていました。
小さい娘にとっては、ちんぷんかんぷんですよね…。
子どもに伝わる言葉がけをするには、長い言葉ではなく、短い言葉で伝えることも大切です。
小学校の低学年や支援が必要なお子さんに効果的な『1指示=1行動』です。
授業の準備で例を出すと…
国語の教科書とノートと筆箱を机の上に出した人から、漢字スキルをやりましょう。終わった人は、丸付けして下さい。
1つの指示で、5つの行動を伝えています。
これを『1指示=1行動』にすると…
- 国語の教科書を出しましょう→確認する
- 次にノートも出します→確認する
- 最後に筆箱を出します→確認する・褒める
- 漢字スキルを出しましょう→確認する
- 終わったら丸付けをします→確認する
『1指示=1行動』で伝え、合間には、子どもたちが準備できているか目で確認したり、用意できた子どもを褒めたりします。
『1指示=1行動』は、細かくて面倒に思えるかもしれませんが、この方が戸惑う子どもが少なくなり、先生の支援の数も少なくすみます。
遠回りに感じますが、結果的に近道になります。
1つの指示が短いので、どんな子でも集中して聞くことができます。
『1指示=1行動』で聞く力がつき、慣れていくと「国語の教科書とノートと筆箱を出します。3つ出しますよ!」など、行動が多くなっても聞くことができるようになります。
家庭でも『1指示=1行動』は、効果的です。
…と言っても、朝はバタバタして1回でたくさんのことを要求しちゃいますよね。
子供を叱らずに済む接し方が学べる本

さいごに、子供を叱らずに済む接し方が、学べる本を紹介します。
しかも、マンガです!
自分の学級経営や子育てに。役立てることができました!
【子供の叱り方】2歳から使える言葉がけーまとめー

子どもに伝わる言葉がけには、3つのポイントがありました。
- ~しないの否定形ではなく、~しようの肯定形で伝える
- ~しなさいの命令形ではなく、~しましょうの誘導形で伝える
- 長い説明ではなく、短い言葉で伝える
しかし、ポイントを意識しながら伝えても、言うことを聞かない時はあります。
お互い人間だもの。
そんな時は、
私の伝え方が悪いから…と自分を責めるのではなく
子どもがわがままで悪いから…と子どもを責めるのではなく
あぁ、今日は調子わるいかな~
くらいの気持ちで、過ごしましょう。
100パーセント完璧になると、ロボットですからね!
私も「ま、いっか」の精神で育児を楽しみます。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
応援して頂けると嬉しいです。
2019/11/11
アキ